忍者ブログ

おおきくすっ転んでスリーアウトチェンジ

MENU

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【さよなら青い空】第7話

 何か変わったことはないかね、と尋ねる隊長の表情は柔らかく、癖のように頭に手を置いてくるのは挨拶のようなものだ。
 背中に突き刺さる視線を振り払うようにして兵部は大きくうなずく。
 拍子に革の手袋で覆われた大きな手が外れるのを少しだけ寂しそうに見上げた。
 あと何年待てば彼に近づけるだろう。背も、中身も。
 戦闘能力で言えばはるかに自分の方が上だろうけれど、それでもこの男に勝てる気はしなかった。
 この、笑みを浮かべながら冷酷な指示が出せるほどに強くなるまでは。
「彼女はどうだい?」
「え?」
 すっと笑みを消して見上げる。
 丸い縁のある眼鏡の奥で彼がどんな目をしているのかは分からない。
 微笑みながら怒る術を知る大人のまえでは兵部はいまだ幼い子供でしかない。
「彼女は優秀だが少し研究熱心すぎるところがあってね。君たち能力者に失礼な言動をとることもあるかもしれないが悪気はない。許してやってくれ」
「……いえ、そんなことは」
 上官が部下に言うセリフではない。
 だがそれよりも、わざわざ隊長が自分に対してそんなことを言ってきたことに驚いた。
(何か勘づかれた?)
 ぼんやりと考え込む部下に対し、隊長はわずかに腰をかがめて囁く。
「聞いたよ」
「え?」
 ぎょっとして目を見開く兵部に隊長が笑みを浮かべた。
「君もまだまだ子供だね。僕と彼女のことを勘違いしてるんじゃないかな?」
「何の話ですか?」
 努めて感情をシャットアウトするように冷静な顔をしてみせたが、きっとそんな内心の揺るぎなど隊長には筒抜けなのだろう。
「彼女は学生の頃から僕に好意を持っていてね。卒業後軍の研究所の方へ進んだにも関わらずこんな最前線まで追いかけてきた。困ったね」
「困ってるんですか?」
 少し意地の悪い質問だったか、と一瞬思ったが、この男がそんなことくらいで怒るはずはないことは知っていたため思い切って聞いてみた。
 予想通り、隊長は少し困惑したような笑みを浮かべただけで彼を叱ろうとはしなかった。
「彼女に恋愛感情は抱いていないよ。嫌いではないけれど少し重いね」
「思い?ああ、重たい、ですか?」
 よく分からない。いつもなら、兵部の年齢に合わせて(それでも同年齢の子供よりはよほど大人びてはいるのだけれど)分かりやすく話をしてくれる。
 それが、今日に限って何だか端的で抽象的だ。
 首を小さく傾げる兵部に隊長は、さて、と呟いて何事もなかったかのように背筋を伸ばした。
「兵部少尉」
「はいっ」
 世間話の時間は終わったという合図なのだろう。
 兵部も表情を引き締めて敬礼した。
「ちょっと僕につきあってくれないか」
「……はい?」
 訓練ですか、と尋ねる少年に、隊長は彼の背後、ずっと遠くでこちらの様子を伺っているのだろう女をちらりと見て帽子のつばに触れた。
 くすんだ緋色が一瞬雲からのぞいた太陽に照らされ、帽用星章がきらりと光る。
「ふたりで内緒の遊びをしよう」
 秘密訓練だろうか。
 兵部は副隊長の方を見ないようにしながら不二子の姿を探した。
 宇津美と一緒に図書館へ行くと言っていたがあれからだいぶ時間がたっている。
 弟を探して表へ顔を出しに来てもよさそうなのに。
「ああ、蕾見君たちには書庫の整理を手伝ってもらっているんだよ。ちゃんと俸給は出すよって言ったら喜んじゃってね。あの子たち本好きだからね」
 まるで兵部の胸中を見透かしたように言う。
 彼に超常能力はないはずなのに、たまにこうして心の中をのぞかれているような気がする。
 そんなに自分は考えていることが顔に出やすいだろうか。
「君ももう小さな子供ではないのだから、義姉に秘密のひとつやふたつ持ったとしても何もおかしなことはない」
「はい……」
 さあ、と差し出された手をためらいがちに掴んで、広い背中についていく。
 どこへ行くのだろう、と考える間もなく、兵部は隊長が導くまま彼の私室へと招き入れられた。
 執務用ではない、完全なプライベート空間だ。
 入るのは初めてではないが、これまでは全て任務や訓練終了後の自由な時間だった。
 今は個人で訓練をしたり言いつけられた雑事を済ませるいわゆる仕事中である。
 何か失敗をしたのだろうか、と不安げにたたずむ少年を振り返り、隊長は穏やかな笑みを浮かべて椅子へ座るように促した。
「あの……」
 僕何かしましたか、と困惑した表情の兵部に、隊長はデスクの前に座って組んだ手に顎を乗せると眼鏡の奥の目を細めた。
「君に少し協力してほしいことがあるんだ」
「はい……?」
 自分にできることなら何でも、と、兵部はうなずく。
 曖昧な返事になったのは、何故改まってそんな前置きを言う必要があるのだろうか疑問に思ったからだ。
 それがたとえ理不尽な命令であったとしても、彼の言うことは絶対だし決して間違いはないのだ。
 そのときは不審に思っても、結果言う通りにして良かった例ならいくらでもある。
 所詮自分はまだ子供で、大人の考えることはずっとずっと深いのだから。
「ただ君には一芝居うってもらわなくてはならない。いや、二芝居かな」
「芝居、ですか?どういう意味でしょうか」
「うん」
 ぴんと背筋を伸ばして座るまだ幼い部下に、男はためらいもなく言い放った。
「彼女を遠いところへやってしまいたい」
PR

【さよなら青い空】第6話

 あら、とぴくりと片方の眉を上げただけで、彼女は無言で兵部の敬礼に答礼した。
 姿勢よくぴんと延びた背筋は小柄な彼女を少しだけ大きく見せる。
 昨夜取り乱した恥ずべき姿を子供に晒したばかりだというのに、まるで何も覚えていないかのようだった。
 気まずいな、と思ったのは兵部の方だ。
 指定された時間の三十分前に出てきたはいいが、他のメンバーはまだきていない。
 手持無沙汰にうろうろしていたところに現れたのが副官だった。
 長い髪をひとつにまとめて後ろに流している。
 軍服の上からも分かる女性らしい体は、だが不二子を見慣れている彼からしてみればただの大人の女の人だ、くらいの認識でしかなかった。
 大ぶりな枝をはべらせる木に寄りかかり黙然としている上官の手前、あまり勝手な行動はできず兵部は途方に暮れて立ち尽くした。
 じじじ、と蝉が鳴く不快な音だけが響く。
 あと何度夏を越せば決戦のときがくるのか、まだ分からない。
 そもそも次の夏を迎える前に何もかもが動きだす可能性の方が高い。
 世情は秒針を進めるごとに変化していき、ラジオから流れる雑音も兵士たちを鼓舞する軍歌や声だけが白々しく、日本という国全体が茶番を演じているかのようだった。
 ふと、この人は隊長のどんなところに惹かれるのだろう、と兵部は思った。
 優しいところか?それとも超常能力者を差別しない器の大きさか。
 兵部の知らない、違う顔を持っているのかもしれないし、きっとそれは当然なのだろう。
 聞いてみたいと思ったが昨夜の失態(彼女にとっても、自分にとっても、だ)を繰り返すのは得策ではない。
「遅いわね」
 副官が腕に巻いた細見の時計を見て苛立たしげに眼を細めた。
 それほど近くにいたわけではないが、彼女のはっきりした声に振り向いて視線が交わる。
「兵部少尉」
「……はい、副隊長」
「ちょっと、あなたの能力を見せてくれないかしら」
「え?」
 唐突な言葉に面食らう。
 たとえ訓練であっても超能力を使うのは上官の許可を得てからという規則だった。
 この場合副官がそう命令するのであれば問題はないのだろうが、彼女の真意が見えない。
「どうすればよろしいですか?」
「あなたの能力は念動力だったわね」
「はい」
「じゃああの木を一瞬でなぎ倒したり、地面に大穴を開けたりできるのよね」
「はい、副隊長殿」
 なんだそんなことか、と兵部は顔には出さず笑った。
 超能力を見たことがないらしい。
 知識だけはあるものの、半信半疑といった表情を浮かべている副官に兵部はうなずいた。
「やってみせて」
「分かりました」
 右腕を伸ばすと女は慌てるように後方へと避難していく。
 くすりと笑って集中した。
 真後ろに向けて力を放出するほど馬鹿ではないというのに、何を恐れているのか。
 だが、一般人はそうやって自分にはない力を怖れるものだ。
 たとえ傷つける気はないと分かってはいても常に青い顔をして化け物を見るような目をする。
 なんだ同じか、と深く深く息を吐く。
 ここまで集中する必要はないけれど、パフォーマンスは必要だろう。
 半呼吸のうちにいくつものエネルギーを叩きつけることを知るまで手順を踏む必要があると兵部は考えたのだった。
 あの女はヒステリーだ。
 あらゆる厄介事を想定して【模範的な部下】であることを証明しておかなければならないだろう。
 きっと世間話の延長線上にあるような態度で能力を使えば、彼女は自分を恐れる。
 刺激しないに越したことはない。
 両腕を伸ばして数十メートル先にある大木めがけ一気に能力を放てば、眩しい光が一直線に的を目がけて走った。
 大げさな音とともに白い煙があがって太い幹をまっぷたつにした後、きっかり五秒待って大木はぐらりと揺れ倒れた。
 背後で女が息を殺してそれを見詰めているのが分かる。
 兵部はにこやかな笑みを作った後振り向いて、子供らしい無邪気な仕草で首を傾げて見せた。
「すごいのね」
 他に言葉を持たないと言った風に彼女は拍手をした。
「あなた一人で一個大隊を壊滅させるくらいはできるかもね。でも最低二人一組で任務に当たるのでしょう?あの人……隊長はどういうつもりなのかしら」
 それは非難ではなく純粋な疑問の言葉のようだ。
「あの、よろしいでしょうか」
「なに?」
「超常能力とはいっても万能ではありません。僕たちだってミサイルに当たれば怪我をするし、死にます。二人一組で任務に当たるのは互いにフォローし合わなければ万一の非常事態に対応できないからです。あとは相互監視の意味もあります」
「相互監視」
 互いが互いを監視し、任務に外れた行為を行わないようにとの上層部の意向が見え透いていた。
 隊長はそれを隠そうともせず、兵部たちに苦笑しながら伝えたのだった。
 人から外れたマイノリティである自分たちにとって、チームは仲間であり家族だ。
 それを上の連中は理解していない。
 個人の感情で仲間を殺害することも厭わぬ化け物だとでも考えているのだろう。
「きました」
 よく知った気配を感じて振り返れば、特殊部隊の仲間たちが駆け寄ってくるところだった。
 中に不二子の姿もある。
 不二子は兵部と副隊長が向かい合って話しているのを怪訝な表情で見ながら近づいてきた。
「遅れて申し訳ありません」
 宇津美が完璧な敬礼をしながら告げると、不二子たちもそれに倣う。
 副隊長はちらりと時計を見て、集合時間の十分前なのを確認するとうなずいた。
「今ね、兵部少尉に能力を見せてもらっていたの。あなたたちも同じような力があるのでしょう?それを見せてもらいたいの」
 ほら、と無残に倒された大木を見やってそう言うと、宇津美は苦笑いを浮かべながら、それでも敬意を崩さずにやんわりと言った。
「副隊長殿。能力は個人で差があり、また種類もばらばらです。皆が皆同じような能力を発揮できるわけではないのです」
 精神感応力者に念動力を見せろと言っても無理な話である。
 だが、副隊長は不意ににやりと笑みを浮かべると、言った。
「知ってるわ」

【さよなら青い空】第5話

 不二子は、うつむきながら淡々と話す義理の弟を黙ってみつめたまま思いを巡らせていた。
 彼が隊長とそこまで親しくしていたのにも驚いたし、新しくやってきた女性副官の異様な行動に弟が翻弄されたという事実が彼女を苛立たせる。
「それで叩かれたわけ?」
 呆れたような声音の中に、ぞっとするほど冷やかな色を含ませて尋ねる姉に、兵部が顔を上げる。
「姉さん?」
「気づかないとでも思ったの?手加減はしたみたいだけど……いいえ、きっとその女、まるで喧嘩の仕方を知らないんでしょうね。副隊長と言っても現場で指揮を執るタイプじゃないもの。彼女、軍司令部につながりがあるみたいよ。ロジスティクスに造詣が深いんですって。それがどうしてこの部隊にきたかは分からないけれど、隊長を追いかけてきたんじゃないかしら。確かにそういう方面で明るい人ってここにはあまりいないしね」
「詳しいね」
「宇津美君に調べてもらったの。そういう情報収集は彼の得意分野でしょ。いくら自分たちの上官のことだからって、頭から信用できるかどうかなんてわからないじゃない。とりわけ私たちにとってはね」
 昨日と言っていることが違う、と兵部はおかしくおもった。
 隊長の古い知り合いだからきっといい人だろう、と言っていたのは誰だったか。
 だがそれを指摘しても怒られるか無視されるか、どちらにせよ良い結果にはならないことはじゅうぶんに予想できたので、兵部は黙っておくことにした。
 副隊長に叩かれたのは事実だが、どちらかというとぶちっと堪忍袋の緒が切れて思わずひっぱたいてしまった、という子供っぽい行動だったので怒るに怒れず、ただすみませんと頭を小さく下げた兵部だった。
「僕もおとなげなかったんだよ。あの人僕を叩いた後泣きそうな顔して出て行ったもん」
「あんたねえ……」
 そういう言動が可愛くないのだ。
 正真正銘の子供が、おとなげなくて何が悪いのか。
 ただ、不二子も含め超能部隊に所属する若者は子供らしい子供でいることはできない。
 大人に愛され保護されるという特権を超越している。甘えたいとは思わないが、理不尽だ、と思う。
 不二子にとって自分はともかく、三つ年下の弟がそうやって何もかもを悟ったような目をする瞬間が大嫌いだった。
(本当に可愛くないんだから)
 それでも、たまに純粋に目を輝かせて、姉さん姉さん、と呼んでくるときは非常に嬉しいのだけれど。
 ただそれを表だって告げることはしない。
「あんた大丈夫?この先副隊長とうまくやっていける?」
 上官とそりが合わないということは部下にとって非常にやりづらいこととなる。
 性格的な問題はあっても、命令は絶対だ。
 そしてその規律をじゅうぶん理解している上官が感情に任せて部下をいびることがありうるのは誰もが分かっていることだった。
 特殊部隊では隊長がああいう性格なので仲間としてうまくやっていけているが、もし超常能力者に理解がなかったり、性格のあわない上官だったらと思うとぞっとする。
 やり辛いだけではない、それは生活と命に関わることだ。
 自分たちを実験動物か兵器または化け物としか見なさない上官のもとで本来の力を発揮できるとは思わない。
「大丈夫だと思うよ。なるべく近づかなければいいんだし」
「そういう問題じゃなくて……」
 淡々と答える兵部に、不二子は珍しく困ったように眉尻を下げて、だが何も答えなかった。

【さよなら青い空】第4話

 どうしよう、と茫然としている少年を見下ろして、女はにこりと笑った。
 こんな時間だと言うのに軍服を着たままだ。
 それにしてもさきほど挨拶しただけの新しい部下に何の用だろう。
「あの……」
 なかなか用件を切り出そうとしない副隊長に焦れて声を上げると、彼女は勝手に部屋の中へ入り、粗末な椅子に腰を下した。
「こんな時間にごめんなさいね。出直した方がいい?」
 ぬけぬけとそんなことを言う。
 ここへきて、じゃあ帰って下さいとは言えない。
 ましてや相手は上官である。
 それに、年が離れすぎているとは言え、こんな遅い時間に女性とふたりきり、という状況が兵部の冷静な判断力を失わせた。
 また明日にしませんか、という一言がどうしても出てこない。
「何か、ご用ですか」
 咽喉の奥に粘ついたものがへばりついたように声が掠れていた。
 水が欲しい、とちらりと思う。
 だが、彼女を置いて部屋を出る勇気はなかった。
「彼がね、よくあなたの話をするものだから、興味があったの」
「彼?」
 どきりと心臓が跳ねた。
 女は兵部の些細な反応をじっくり楽しむように、そして観察するようにじっと彼の白い顔を見つめる。
 口元は笑みを浮かべているが、彼女の目がひどく冷たいことに、兵部はいまさらながらに気付いた。
 瞬時に、自分は嫌われている、と察した。
 自分が相手を苦手と思うとき、相手も同じ感情を抱いている。
 そう思う。そしてそれはきっと当たっているのだ。
 どんなに表面を取り繕ったところで、どんなに第一印象で嫌悪を抱いたことを隠そうとしても、相手が敏い人間であればきっと気づくのだろう。
「隊長のことですか」
 するりと出た声は動揺を通り越して冷静だった。
 副隊長はわずかに、形の良い片方の眉を上げて、うなずく。
 少年の感情が一瞬波立った後にゆっくり落ち着いて行くのを感じたのだろうか。
「本当にね、電話や手紙でもあなたのことばかりなの。ねえ、彼はどんなふう?優しい?」
 どんな話をするの。
 叱られたことはある?
 じゃあ手を握ったことは?
 矢継ぎ早に尋ねる彼女が、少しずつ苛立っていくのが分かった。
 それに反比例するように兵部はひどく冷静になっていく。
 ああ、この女は。
(分かった、すごく不安なんだ)
 馬鹿馬鹿しいとも思う。
 けれど、きっと彼女は見た目ほど大人ではなく、また落ち着いた女でもないのだ。
 きっとそれは見せかけだけで、小さなことでもすぐに引っ掛かってしまう性格をしている。
 ヒステリー、という単語をちらりと脳裏に浮かべた。
 彼女はこんな子供に、単なる部下でしかない子供に嫉妬している。
 自分の知らないところで他人に優しい男を不安に感じてやつあたりをしている。
(馬鹿みたいだ)
 どんどんと胸の奥が冷たく乾いていく。
 兵部は顔を上げて、じっと彼女の燃えるような目を見つめた。
「隊長は僕に優しいです。他の人みたいに怒鳴ったりしないし、訓練が終わったら頭を撫でてくれる。他の軍人には内緒だよってお菓子をくれたこともある。不二子さんにも内緒の話を、こうやってあなたと話しているみたいに夜中にこっそり部屋でするんです。見張りの目を盗んで庭を散歩したこともあるし、天気のいい夜は星を見たり、川で遊んだり、あと、それから……」
 抱きしめてくれたり、などと言ったら。
 彼女は僕を殺すのだろうか。

× CLOSE

カレンダー

03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

フリーエリア

最新CM

[08/29 葛城]
[08/23 ぴんもや]
[08/21 葛城]

最新記事

最新TB

プロフィール

HN:
もやし
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

アーカイブ

最古記事

P R

× CLOSE

Copyright © おおきくすっ転んでスリーアウトチェンジ : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]